2013.4.27 〜小川山クライミング〜
ガマルートでマルチピッチとスポートクライミング
ブラックシープ5.9+
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場所
長野県南佐久郡川上村
駐車場・登山口
廻り目平キャンプ場の駐車場(有料)
登山行程
0800頃/1200頃ガマルート-1330頃/1630頃リバーサイドエリア
参考資料
今回のグレードは日本100岩場を参考にしました。
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なぜこの山?
ゴールデンウィークは家族との交渉の結果、一泊の小川山クライミングをゲット。今回は同じ山岳会のM君とOさんと小川山を舐めつくしましょう。
<過去の小川山の山行>
11回目(2012.10.6):ピクニクラ5.10bNP+B、タジヤンW5.10a、三日月のピン・クリップ5.10b×、など
10回目(2012.9.15):冬のいざない1P目5.9NP、森林浴5.8NP、くじら岩フレーク9級、穴社員3級×、など
9回目(2012.8.17):レギュラー5.10c(雨天撤退)
8回目(2012.7.25):
セレクション(6P, 5.9NP、2P目5.8、4P目5.8NP+B、6P目5.9NP、など)
7回目(2012.5.6):フィン6級、など(雨天撤退)
7回目(2012.5.5):屋根岩3峰南稜レモン(5P, 5.8)
6回目(2011.10.8):セレクション(6P, 5.8)の1P目まで、タジヤンU5.10a×、など
5回目(2011.9.10):烏帽子岩左稜線(20P, 5.8)
4回目(2010.7.24-25):家族とキャンプ、穴社員3級×
3回目(2010.7.17):小川山ストーリー5.9、小川山ストリート5.9、穴社員3級×、など
2回目(2009.6.7):春のもどり雪(4P, 5.7)、流星めぐり1P目5.9、など
1回目(2009.5.23):兄岩、マラ岩、プーシェ岩6級、など
<用語解説>
アンカー:確保支点のこと。ここで、懸垂下降したり確保したりする。
エンクラ:エンジョイクライミングのこと。
オンサイト:初めてのルートで落ちずに登ること。ハーケンなどの支点に体重を掛けてもダメ。
カチ:指の第一関節ぐらいまでしかかからないホールド。
ガバ:「ガバっと持てる」ホールド。
カンテ:岩の飛び出た部分
クライムダウン:岩を下ること
クラック:岩が割れた部分、大きさは関係ない。
懸垂下降:ロープを使って下りる方法。
コンテ:ロープは結び合っているが、確保せずに二人が登ること。
ジャム(ジャミング):割れ目に手や足を入れて、それを使って登る方法。
スタッカート:一人が確保しもう一人が登ること、普通の登攀はこの方法。
ステミング:足を両足につっぱり体を支える方法(ブリッジング)。
デッド:体を引き付け、その一瞬の無重カ状態を利用して、手を飛ばし、次のホールドをとる方法。
テンション:ロープにぶら下がる状態。
トポ:トポグラフィー。ルート図。
ヌン掛け:ヌンチャクを掛けること。
ノーテン:ノーテンション、ロープにテンションを掛けることがないこと。
パーミング:手で覆うようにホールドを持つこと(ラッピング)。
ハング:かぶった場所、前傾壁。
プアプロ:poor protectionのこと。落ちても耐えられない支点の状態。
フラッシュ:オンサイトと同じ一撃であるが、人の登りを見たり、登るための情報がある。
フリーソロ:安全確保の方法と一切採らず登ること。落ちたら死にます。
マントリング:両手でマントル(暖炉)に乗り上げるようなムーブ。
ランジ:飛びつくこと。
レッドポイント:一度も落ちずに登ること。(いくらでも練習可)
NP:ナチュラルプロテクションの略。カムやナッツなどを割れ目に入れてプロテクションとし、通常のボルトプロテクションより技術が難しい。
登山口までの移動・登山記録
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前日(4/26)の9時過ぎに自宅を出発し、途中のスーパーで買出し、翌0時半頃廻り目平に到着し、仮眠(寒くてほとんど寝れず)。
翌日は6時前に起きました。よく晴れています。
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協議(まあ、自分が決めているが)の結果、ガマルート方面へ向かうことに。
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到着した時はガマルートには誰もいないので、そのままガマルートを登ることに。
M君がリードするというので、「1ピッチ目5.7?」をM君リード。
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うりうとOさんがフォローで登る。
登った実感が5.7なので5.7としたが、多分間違いがないと思う。
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初スラブのM君はナイスオンサイト。
ここから少しロープをたたんで歩く。
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2ピッチ目は後続のグループが2ピッチ目をスルーし、2ピッチ目から登りはじめていた。
聞いてみると、最初は「ケロヨ〜ン5.7」を登ってガマルートに合流するという。
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では、我々は本来のガマルートを登ることに。
でも、トポ見てもよく分からないので、ここから登ることに。
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本来のガマルートは5.9のようだが、非常にシビアだった。
実際、テンションも掛けてしまった。
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終了点からフォローを撮る。
どうも、隣の「ハート&ソウル5.10a/b」を登ったのかな?
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終了点(「ハート&ソウル5.10a/b」の終了点)から上を撮る。
御覧の先行グループの後に、同じルート「3ピッチ目目5.8?」を登る。
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今度は非常に簡単でオンサイト。W級程度に感じた。
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3ピッチ目終了点からロープをたたんで少し歩き、「4ピッチ目目5.9?」はM君がリードしたいというので譲りました。
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M君だけど、途中で非常に苦労してたけど、どうした?
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フォローで登ると・・・
カムでロープをスタックさせていたのね。
ここからがこのピッチの核心部。
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このルートの核心部を登るOさん。
フォローが二人なので撮れる写真。
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ルートを振り返る。
5.9とあったが、実際は5.7じゃないのかな?
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「5ピッチ目5.4」はフリーソロで登る。
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まあ、落ちる感じはしないけど、初心者がいたら絶対ロープを出すべきだと思う。
特にこのピッチの終了間際は結構ヤバイんじゃないのかな?
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「6ピッチ目5.7」はM君がリード。
わずか4mぐらいです。
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M君は最初は左のクラックを狙ったが、右のフェース(8級程度のボルダリング)に変更してオンサイト。
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Mさんも右のフェースでノーテンション。
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・・・であれば、うりうは左のクラックでしょ。
登ってみると、事実上ワイドクラックで、カムやジャムが効かないので、リードは怖いと思う。
一応、ノーテンションでした。
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ここが終了点。
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写真を撮ってもらう。
実感は、小川山で一番簡単なマルチピッチルートでした。(2P目を除いてね)
でも、すっきりとしていないルートだったな。
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終了点からの廻り目平。
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その右。
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その右の烏帽子岩。
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初の小川山マルチは楽しかったかな。
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御覧の懸垂支点から降りる。
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一回の懸垂下降で下りました。
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荷物を取り付きに置いたので、歩いて戻る途中のスラブ状岩壁は、ロープすだれの「日和田山状態」でした。
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午後は、一旦廻り目平に戻り、渡渉してリバーサイドエリアでスポーツクライミング。
写真の「ブラックシープ5.9+」はうりうはオンサイト。
次から次へと課題が出てきて面白かった。
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続いて、「BUNBUN5.11b」は二便のムーブ解析だけをやった。
でも、翌日にこのルートやらなければ、触れるのは先になるね。
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BUNBUNを触っているころから寒くなったので、撤収し、廻り目平でたきぎを囲んで食事。
本当は他のグループのところに遠征したかったけど、眠くてしょうがなかったので、これで1日目はおしまいです。
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この日の結果
<ガマルート>
1P目5.7?:フォロー
2P目5.10a/b?:リード(オンサイトではない)
3P目5.8?:オンサイト(実感W級ぐらい)
4P目5.9?:フォロー(実感5.7)
5P目5.4:フリーソロ(ヤバイ人はロープを出した方が絶対よい)
6P目5.7:フォロー
懸垂下降は一回
<リバーサイドエリア>
ブラックシープ5.9+:オンサイト
bunbun5.11b:二便×
今回登山で学んだこと
・本日はマルチピッチとスポートクライミング。
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