2012.7.25 〜小川山クライミング〜
屋根岩二峰セレクション(6P,5.9NP)を登る

屋根岩二峰
場所
長野県南佐久郡川上村


駐車場・登山口
廻り目平キャンプ場の駐車場(有料)


登山行程
0836/1209セレクション


参考資料
今回のグレードは日本マルチピッチ図集を参考にしました。

なぜこの山?
最近、クラック強化仲間のI君とクラックマルチの練習のためにここにきました。

なお、マルチピッチといえどもオンサイトにこだわります。



<過去の小川山の山行>
7回目(2012.5.6)フィン6級、など
7回目(2012.5.5)屋根岩3峰南稜レモン(5P, 5.8)
6回目(2011.10.8)セレクション(6P, 5.8)の1P目まで、タジヤンU5.10a×、など
5回目(2011.9.10)烏帽子岩左稜線(20P, 5.8)
4回目(2010.7.24-25):家族とキャンプ、穴社員3級×
3回目(2010.7.17)小川山ストーリー5.9小川山ストリート5.9、穴社員3級×、など
2回目(2009.6.7)春のもどり雪(4P, 5.7)流星めぐり1P目5.9、など
1回目(2009.5.23):兄岩、マラ岩、プーシェ岩6級、など





登山口までの移動・登山記録
前夜発で塩川ダムで仮眠をしました。
廻り目平駐車場に車を止め、屋根岩二峰のセレクションのとりつきにやってきました。



ブログとかをチラ見したけど、「難しい」とか「怖い」とかいろいろ書いてあったけど、どうでしょうか?
1P目5.7NPはフォロー。



カムは3、4キャメロットぐらいでOK。



ノーテンションで登ったが、全ピッチで一番難しいと感じた。
上から下を見る。
2P目ダイヤモンドスラブ5.8はリード。



すべてステンレスボルト。
出だしのスラブがやや悪いが、前回ほど難しいと感じなかった。(スラブ慣れした感じです)



前回ここまで登ったのでレッドポイントです。



右にプロテクションをとったのはご愛嬌(終了点と間違えた)
3P目IV級はフォロー。



チョックストーンの奥を登ります。
チムニーを下から撮る。



ホールド多彩だったが、練習のため、バックアンドフットのみで登った。
終了点から下を撮る。



カムはキャメロット2一つぐらいで十分。(もしくは要らない)
4P目5.8NP+Bはリード。



チラ見したブログでは、右のスラブに逃げたとか、散々悲惨なことが書いてあった感じだが・・・
下部がやや悪かったが、悲惨な感じはせずにオンサイト。



カムは0.3,0.4,1,2,3,5キャメロットを使用。特に最後のチムニーには5キャメが大変有効。
5P目5.7NP+Bはフォロー。



写真の木から上に登るスラブ登りのところが、個人的には一番の怖いと思った。
I君は一旦写真の木でピッチを切り、再度リードをする。



ここからはルンゼを下り、トラバースです。
ここからは、上へ逃げることも可能。
これがトラバース



大きめのカムが数個あった方がよい。
心地よい高度感を満喫できたトラバースです。
さて、6P目5.9NPです。うりうは今まで、5.8NPまでしか一撃できていないのですが大丈夫でしょうか?



今回はカム武装十分なので、カムを極めるところはバッチリ極めて登るが、意外にスタンスが豊富なので、ほとんどパンプせずに登れた。(ちなみにジャムはほとんど効かない)



個人的に感じた核心は抜け口で、慎重にクラックにカムをかませて突破。
そこで、オンサイトできました。



フォローのI君を迎える。
山頂で記念撮影。

いぇ〜い。
山頂の景色。

下降は左方面にフィックスワイヤーがある。
景色1。



廻り目平。
景色2。



金峰山。
景色3。



となりの南稜レモンルートが見える。
下降は歩きで。
廻り目平から見た屋根岩二峰。セレクションも一部見えます。



このルートは花崗岩の登り方を凝縮したすばらしいルートでした。



これからは、クラックやスラブを強化して、海金剛や注文の多い料理店など、より難易度の高いマルチをやっていこうと思う。

この日の結果
<セレクションルート(6P, 5.9NP)>
1P目5.7NP:フォロー
2P目5.8ダイヤモンドスラブ:レッドポイント(過去に登ったため)
3P目IV級:フォロー
4P目5.8NP+B:オンサイト
5P目5.7NP+B:フォロー
6P目5.9NP:オンサイト

今回登山で学んだこと
・花崗岩のすべての形態を凝縮した素晴らしいルート。
・カムは0.3〜5キャメロット1セットでOK。

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