巨人ルート(4P, VI+級)のフリー突破と草溝直上5.9NPに挑戦 場所 山梨県富士河口湖町三ツ峠山屏風岩 駐車場・登山口 山梨県富士河口湖町三ツ峠登山口(無料) 参考資料 今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。そらまめ等の資料はこちら。 登山行程 0800/1600クライミング なぜこの山? 当日は山岳会の岩トレの為に三ツ峠。天気が心配されたが当日は晴れになり、決行になりました。 <過去の三ツ峠の山行> 16回目(2012.6.30): 中央カンテダイレクト(4P目5.10a、など)、岳ルート(4P目5.10aで全ピッチオンサイト、など) 15回目(2011.10.1): 都岳連ルートV級、岳ルート(1P目5.9、2P目5.10a/b、3P目5.10a)、など 14回目(2011.7.14): 四段ハング落石事故撤退 13回目(2011.7.9): ガイドルート5.8、草溝直上ルート5.9NPTR、逆V字ハング、など 12回目(2011.6.26): クーロワールV、十字クラックV-、ガイドルート5.8、地蔵ルート右V、など 11回目(2011.4.16): 一般ルート中央IV+、亀ルート(4P, IV+)、草溝直上ルート5.9NPTR、地蔵ルート左V- 10回目(2010.6.5): 四段ハング(4P, IV/A2) 9回目(2010.5.22): 中央カンテ3P目IV+級NPでリード、逆V字ハング、さあてこれから5.8×、など 8回目(2010.5.15) :草溝LPIV+級、地蔵右V級、大根おろしV+級TR、亀ルート、など 7回目(2010.4.18) :中央カンテ、地蔵ルート左V-級、など 6回目(2009.10.17) :亀ルート(3P, IV+)、一般ルート左IV+→クーロワールV、エイド練習 5回目(2009.9.6) :一般ルート右→T字クラック→No.15クラック→No.18クラック→山頂、エイド練習 4回目(2009.7.11) :亀ルート(3P, IV+)、逆V字ハングルート(2P, A1/IV) 3回目(2009.7.4) :主として人工登攀練習 2回目(2009.6.27) :中央カンテ(4P, IV+)、地蔵左ルート(V-) 1回目(2008.7.27) :初めてのクライミング(五回目と同じルート) <用語解説> アンカー:確保支点のこと。ここで、懸垂下降したり確保したりする。 エンクラ:エンジョイクライミングのこと。 オンサイト:初めてのルートで落ちずに登ること。ハーケンなどの支点に体重を掛けてもダメ。 カチ:指の第一関節ぐらいまでしかかからないホールド。 ガバ:「ガバっと持てる」ホールド。 カンテ:岩の飛び出た部分 クライムダウン:岩を下ること クラック:岩が割れた部分、大きさは関係ない。 懸垂下降:ロープを使って下りる方法。 コンテ:ロープは結び合っているが、確保せずに二人が登ること。 ジャム(ジャミング):割れ目に手や足を入れて、それを使って登る方法。 スタッカート:一人が確保しもう一人が登ること、普通の登攀はこの方法。 ステミング:足を両足につっぱり体を支える方法(ブリッジング)。 デッド:体を引き付け、その一瞬の無重カ状態を利用して、手を飛ばし、次のホールドをとる方法。 テンション:ロープにぶら下がる状態。 トポ:トポグラフィー。ルート図。 トラッド:ボルトなどの支点を利用せず、自分でカムなどで支点を構築しながら登る登攀形態 ヌン掛け:ヌンチャクを掛けること。 ノーテン:ノーテンション、ロープにテンションを掛けることがないこと。 パーミング:手で覆うようにホールドを持つこと(ラッピング)。 ハング:かぶった場所、前傾壁。 ビレイ:確保すること。 プアプロ:poor protectionのこと。落ちても耐えられない支点の状態。 フラッシュ:オンサイトと同じ一撃であるが、人の登りを見たり、登るための情報がある。 フリーソロ:安全確保の方法と一切採らず登ること。落ちたら死にます。 マントリング:両手でマントル(暖炉)に乗り上げるようなムーブ。 ランジ:飛びつくこと。 レッドポイント:一度も落ちずに登ること。(いくらでも練習可) A0, A1:登攀器具などを使って(つまり岩以外を使って)登ること。 NP:ナチュラルプロテクションの略。カムやナッツなどを割れ目に入れてプロテクションとし、通常のボルトプロテクションより技術が難しい。 登山口までの移動・登山記録
でも、プアプロでVI+級って非常にやばいな〜、勝手にうつ状態になっていました。
さて、「巨人ルート(4P, VI+級)」です。後で調べたところ、ほとんどのクライマーは1ピッチ目はボルトラインをA1で登っているようであるが、うりうはがんばって「フリー」で登りたいと思う。 更に、2ピッチ目はIV+級かV+級か選べるようであるが、当然、V+級でしょ。 Fさんに1ピッチ目まではリード(II級ぐらい?)していただきました。
濡れたポケットをチョークバックで拭き、微妙なムーブで登り、ヌンチャクを掛けたところで、速攻でテンション!(こんな濡れた危険なところ、フリーで登れる訳ないだろ!) クラック沿いにはボロハーケンがうってあり、そこを支点に右にトラバースしながら登る。
この日の結果 <巨人ルート(4P, VI+級)> 1P(VI+級):AO突破 2P(V+級):オンサイト 3P(V+級):テンションかけてしまった 4P(III+級):省略 <フリークライミング> 都岳連ルート(V級):再登 一般ルート左(IV+級):オンサイト そらまめ(5.10b):オンサイト 草溝直上ルート(5.9NP):レッドポイント 今回登山で学んだこと ・三ツ峠の利用価値は未だに色あせない。 |