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2013.5.18 〜三ツ峠クライミング〜
巨人ルート(4P, VI+級)のフリー突破と草溝直上5.9NPに挑戦

巨人ルート(4P, VI+級)


場所
山梨県富士河口湖町三ツ峠山屏風岩

駐車場・登山口
山梨県富士河口湖町三ツ峠登山口(無料)

参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。そらまめ等の資料はこちら

登山行程
0800/1600クライミング


なぜこの山?
当日は山岳会の岩トレの為に三ツ峠。天気が心配されたが当日は晴れになり、決行になりました。


<過去の三ツ峠の山行>
16回目(2012.6.30)中央カンテダイレクト(4P目5.10a、など)岳ルート(4P目5.10aで全ピッチオンサイト、など)
15回目(2011.10.1)都岳連ルートV級岳ルート(1P目5.92P目5.10a/b3P目5.10a)、など
14回目(2011.7.14)四段ハング落石事故撤退
13回目(2011.7.9)ガイドルート5.8、草溝直上ルート5.9NPTR、逆V字ハング、など
12回目(2011.6.26)クーロワールV十字クラックV-、ガイドルート5.8、地蔵ルート右V、など
11回目(2011.4.16): 一般ルート中央IV+、亀ルート(4P, IV+)、草溝直上ルート5.9NPTR、地蔵ルート左V-
10回目(2010.6.5)四段ハング(4P, IV/A2)
9回目(2010.5.22)中央カンテ3P目IV+級NPでリード逆V字ハング、さあてこれから5.8×、など
8回目(2010.5.15)草溝LPIV+級地蔵右V級、大根おろしV+級TR、亀ルート、など
7回目(2010.4.18)中央カンテ地蔵ルート左V-級、など
6回目(2009.10.17)亀ルート(3P, IV+)一般ルート左IV+→クーロワールV、エイド練習
5回目(2009.9.6)一般ルート右→T字クラック→No.15クラック→No.18クラック→山頂、エイド練習
4回目(2009.7.11)亀ルート(3P, IV+)逆V字ハングルート(2P, A1/IV)
3回目(2009.7.4) :主として人工登攀練習
2回目(2009.6.27)中央カンテ(4P, IV+)、地蔵左ルート(V-)
1回目(2008.7.27)初めてのクライミング(五回目と同じルート)


<用語解説>
アンカー:確保支点のこと。ここで、懸垂下降したり確保したりする。
エンクラ:エンジョイクライミングのこと。
オンサイト:初めてのルートで落ちずに登ること。ハーケンなどの支点に体重を掛けてもダメ。
カチ:指の第一関節ぐらいまでしかかからないホールド。
ガバ:「ガバっと持てる」ホールド。
カンテ:岩の飛び出た部分
クライムダウン:岩を下ること
クラック:岩が割れた部分、大きさは関係ない。
懸垂下降:ロープを使って下りる方法。
コンテ:ロープは結び合っているが、確保せずに二人が登ること。
ジャム(ジャミング):割れ目に手や足を入れて、それを使って登る方法。
スタッカート:一人が確保しもう一人が登ること、普通の登攀はこの方法。
ステミング:足を両足につっぱり体を支える方法(ブリッジング)。
デッド:体を引き付け、その一瞬の無重カ状態を利用して、手を飛ばし、次のホールドをとる方法。
テンション:ロープにぶら下がる状態。
トポ:トポグラフィー。ルート図。
トラッド:ボルトなどの支点を利用せず、自分でカムなどで支点を構築しながら登る登攀形態
ヌン掛け:ヌンチャクを掛けること。
ノーテン:ノーテンション、ロープにテンションを掛けることがないこと。
パーミング:手で覆うようにホールドを持つこと(ラッピング)。
ハング:かぶった場所、前傾壁。
ビレイ:確保すること。
プアプロ:poor protectionのこと。落ちても耐えられない支点の状態。
フラッシュ:オンサイトと同じ一撃であるが、人の登りを見たり、登るための情報がある。
フリーソロ:安全確保の方法と一切採らず登ること。落ちたら死にます。
マントリング:両手でマントル(暖炉)に乗り上げるようなムーブ。
ランジ:飛びつくこと。
レッドポイント:一度も落ちずに登ること。(いくらでも練習可)
A0, A1:登攀器具などを使って(つまり岩以外を使って)登ること。
NP:ナチュラルプロテクションの略。カムやナッツなどを割れ目に入れてプロテクションとし、通常のボルトプロテクションより技術が難しい。





登山口までの移動・登山記録
今回は前日入りで御覧の駐車場にテントを張りました。

そのテントの中で、明日はどうするかということになったが、新人さんは新人教育担当者にお任せで、I君は中央カンテダイレクトに行きたいというが、うりうは昨年行ったことがあり、ボルトルートよりもナチュプロを使いたいのでFさんと一緒に「巨人ルート」に行き、かつその核心ピッチのVI+級(4級+じゃなくて6級+です)フリー突破なんかやってみたいな〜ということで、そこに行くことに。





でも、プアプロでVI+級って非常にやばいな〜、勝手にうつ状態になっていました。





カム3セットとシングルロープも持参という冬装備並みの重量で登った、今年初めての三ツ峠です。

初心者の頃は岩トレ、昨年はフリーマルチ、今年はトラッドと三ツ峠の利用価値は未だに色あせない。
いい景色ですね。

富士山の写真は後の巨人ルートから。
アップは「都岳連ルート(V級)」。

まあ、レッドポイント(再登)です。

午後にトップロープが張られていたが、見ている範囲でノーテンションで登った人がいなかった。
上でビレイをして、懸垂下降で下りる。


さて、「巨人ルート(4P, VI+級)」です。後で調べたところ、ほとんどのクライマーは1ピッチ目はボルトラインをA1で登っているようであるが、うりうはがんばって「フリー」で登りたいと思う。

更に、2ピッチ目はIV+級かV+級か選べるようであるが、当然、V+級でしょ。

Fさんに1ピッチ目まではリード(II級ぐらい?)していただきました。





さあて、「1ピッチ目(VI+級)」です。

最初はボルトライン上に登れる可能性を探したが、やっぱりダメで左へトラバース。

クラックにカムが効くかと思い、カムを大量に持ってきたが、まったく効かないことが分かり、半分ぐらいを1ピッチ目に残置した。
左へトラバースすると染み出し地帯であり・・・
さて、左にトラバースしたが、支点は唯一これだけ。

ここから上に濡れたところを登る「恐怖の登攀」が始まる。

ちなみに、ここで落ちたら5m以上の高さでグラウンドフォールの過去最高級の恐怖です。





濡れたポケットをチョークバックで拭き、微妙なムーブで登り、ヌンチャクを掛けたところで、速攻でテンション!(こんな濡れた危険なところ、フリーで登れる訳ないだろ!)

クラック沿いにはボロハーケンがうってあり、そこを支点に右にトラバースしながら登る。





さまざまなテクニックを駆使し、終了点に到達。

Fさん曰く「目の前でけが人が出るかと思った」。

まあ、フォローであるFさんも散々苦労した訳であるが・・・
さあて、「2ピッチ目(V+級)」です。

左に巻くとIV+級となるようだが、より困難さを好むうりうにとっては、御覧の部分をボルダリングで越えていくV+級でしょ。
7級ぐらい(プアプロで7級は怖いよ)のボルダリングを越えることができた。

ボルダリングセクションを越えたところでOさんが撮影したうりう。
途中でアンカーがあったかと思ったが、短かったのでもう少し登る。

そこから下を撮る。
あと10mで終了点です。
そこで、2ピッチ目はオンサイト。

やはり、ボルダリング力はアルパイン風クライミングでも重要です。
2ピッチ目終了点でOさんが撮影した、うりうとFさん。
2ピッチ目終了点から中央カンテダイレクトの4ピッチ目を登るI君とOさん。

I君は2〜4ピッチ目すべてオンサイトとおみごと。
ここで初登場の富士山です。

きれいですね。
「3ピッチ目(V+級)」ですが、また、出だし核心。

御覧のスリングにヌンチャクを掛け、ジャムを効かせ、登りはじめたところ、ジャムがすっぽ抜け、テンション。(オンサイトはなくなりました)

言い訳だけど、濡れていたし、結構むずいよ。
核心のジャミングボルダリングを越えて下を撮る。

あとはIV級ぐらいのクライミングです。
終了点に到着。
右の亀ルート付近を見る。

この終了点は、 11回目(2011.4.16)で亀ルートを登った時に着いた場所と同じです。
4ピッチ目(III+級)を見上げる。

低グレードだし、誰も登っている感じがしない(巨人ルート全般がそうであるが・・・)ので、登るなんぞ全く起こらないので・・・。
ここから懸垂下降で下りる。
1回目で1ピッチ目終了点に着く。
2回目で、途中に残置したカムをピックアップして地上へ。

実にしみったれたルートで、話のネタにはもってこいなルートでした。
(まあ、二度と登らないと思います)
午後は「戸田クラック5.10aNP」でも登ろっかな〜と思いながら、昼ごはんを食べていたところ・・・

「そらまめ5.10b」を登っていたSさんから「SOS信号」が発せられた。
戸田クラックもついでに登るつもりで、カムを肩に担ぎながら、「一般ルート左(IV+級)」を登り、そらまめの取り付きに向かう。

再登かと思ったら、カムを片方の肩に掛けながら登ってオンサイトでした。
新しいルートである「そらまめ5.10b」を登る。(I君撮影)

御覧下部セクションとカンテとフェースで登る上部セクションの二部構成です。

下部セクションでルート取りを間違え、どつぼりましたが、オンサイトできました。
これは登ろうと思っていた「戸田クラック5.10aNP」。

そらまめを登った後に、暑くてしょうがなかったので止めた。
代わりに(と言う程、簡単ではないが・・・)、日陰である、以前にトップロープで触っている「草溝直上ルート5.9NP」をレッドポイントをとりに行く。

あっさりとレッドポイントできるかと思ったが、核心のハング下から恐怖の染み出しがあり、濡れた手でカムをかませ、ジャミングを効かせ、登るのがすごい恐怖だった。

核心を越えた後も案外、バランスが悪いムーブが続いたが、無事レッドポイント。カム3セットを担ぎ上げた価値がありましたね。

でも、このルートって、ぶっちゃけ死者がでているのじゃないの?(危ないよ)
しめは、「天水」という温泉です。

この日の結果
<巨人ルート(4P, VI+級)>
1P(VI+級):AO突破
2P(V+級):オンサイト
3P(V+級):テンションかけてしまった
4P(III+級):省略
<フリークライミング>
都岳連ルート(V級):再登
一般ルート左(IV+級):オンサイト
そらまめ(5.10b):オンサイト
草溝直上ルート(5.9NP):レッドポイント

今回登山で学んだこと
・三ツ峠の利用価値は未だに色あせない。

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