2010.5.22 〜三ツ峠クライミング〜
初めての中央カンテ3ピッチ目(IV+級)でナチュプロと同時登攀、
あとは逆V字ハングと右フェース下部で計10ピッチ

高さ40mで足ブラの宙吊り
場所
山梨県富士河口湖町三ツ峠山屏風岩


駐車場・登山口
山梨県富士河口湖町三ツ峠登山口(無料)


参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。

登山行程
0510頃駐車場-0609四季楽園-0636/0831中央カンテ-0848/1140逆V字ハング-1220頃/1530頃右フェース下部-1700頃駐車場

なぜこの山?
今回はMさん、学生のMr.Mと。うりうは今回の山行から、IV+級以下は原則カムやナッツなどのナチュラルプロテクション(NP)で登ることとする。あと、 瑞牆山大ヤスリ岩ハイピークルート(2009.10.4)以来の人工登攀をやることとする。

<過去の三ツ峠の山行>
8回目(2010.5.15):リーダーピッチ、草溝ルート、第一クラック、大根おろし、地蔵ルート右、亀ルート
7回目(2010.4.18):中央カンテ、地蔵ルート左右
6回目(2009.10.17):亀ルート(途中までの3P, IV+)、一般ルート左(IV+)→クーロワール(V)、エイド練習
5回目(2009.9.6):一般ルート右→T字クラック→No.15クラック→No.18クラック→山頂、エイド練習
4回目(2009.7.11):亀ルート(途中までの3P, IV+)、逆V字ハングルート(途中までの2P, A1/IV)
3回目(2009.7.4):主として人工登攀練習
2回目(2009.6.27):中央カンテ(4P, IV+)、地蔵左ルート(V-)
1回目(2008.7.27):初めてのクライミング(五回目と同じルート)



登山口までの移動・登山記録
早朝3時30分に出発。いつものように河口湖ICで下り、三ツ峠登山口駐車場に5時頃到着し、Mさんと合流。

三ツ峠登山口駐車場から約1時間で四季楽園に到着。

いつものように「白クマ(ジャックという名の犬)」はどこかな?

今回はどこかへ行っているようです。(初めて)
まだ6時頃の屏風岩。

当然、誰も登っていません。
今回は3人なので、初めての同時登攀を中央カンテでやります。



1ピッチ目(III級?)はMさんリード。
さて、Mr.Mと一緒に登りますか。

先行するのはMr.Mで、うりうは後をつけていく。
うりうのロープをMr.Mに結びかえて・・・

(Photo by Mr.M)
2ピッチ目(III級)はMr.Mリード。
1ピッチ終了点からの富士山。



本日は朝もやの上から頭を出しています。
ぐいぐい登って、終了点に到着。
うりう・Mさんが同時登攀で登り、到着。



さて、中央カンテの核心ピッチである3ピッチ目(IV+級)ですが、うりうがナチュラルプロテクション(NP)でリードします。

ここは過去2回フォローで登っていますが、NPはドキドキしますね。



※普通のクライミングはハーケンやボルトなどの固定されたプロテクションを支点とするが、ナチュラルプロテクション(NP)はカムやナッツなどを自分で岩の割れ目にはめていくため、抜ける可能性があるので危険度が増す。
最初にカム2番をかませ、0.4番をかけたところ・・・


痛恨のゼット
クリップ。



クライムダウンしてまた登りなおし。
(どっと疲れた)


(Photo by M-san)
この後は問題なく、全てNPで登れました。



(Photo by M-san)
終了点に到着し、MさんとMr.Mが同時登攀。



同じルートでも、NPは別のテイストが出て楽しいです。



NP最高!
上の写真の逆。



同時登攀ですと面白い写真が撮れます。



(Photo by Mr.M)
4ピッチ目(IV級)はMさんリード。



(Photo by Mr.M)
富士山をバックにビレイをするうりう。



(Photo by Mr.M)
Mさんが登りきり、終了点に到着。



(Photo by Mr.M)
Mr.Mと同時登攀。

先行するのはMr.M。
同時登攀ですと、こんな構図。



(Photo by M-san)
この写真の反対は・・・
この写真。



(Photo by Mr.M)
4ピッチ目のいやらしい所を越えて・・・



(Photo by M-san)
もう少しで到着。



(Photo by Mr.M)
4ピッチ目終了点に到着し、懸垂下降の準備をする。



(Photo by Mr.M)
うりうが最初に懸垂下降。



(Photo by M-san)
今回は50m一気に、第一バンドまで下りました。
第一バンドから見る、逆V字ハング。



次はここを登ります。
あと10mぐらい下りて、中央カンテはおしまい。
続いて、逆V字ハングを登ります。



1ピッチ目(A1)はMさんリード。



軽快にロープを伸ばしていきます。
Mr.Mに続き、うりうと同時登攀。
久しぶりの人工登攀です。



(Photo by M-san)
うりう目線はこんな感じ。
1ピッチ目の終了点に到着。



(Photo by M-san)
2ピッチ目(A1/IV級)はMさんリード。



(Photo by Mr.M)
逆V字ハングの下でピッチを切りました。



(Photo by Mr.M)
うりうが二番目の同時登攀。



(Photo by M-san)
同時登攀ですと、このような写真が撮れます。



(Photo by Mr.M)
うりうが終了点に到着。



フリーとエイドが混じった楽しいルートです。



(Photo by M-san)
続いて、Mr.Mも到着。
3ピッチ目(A1)はMさんリード。



いよいよ逆V字ハングを越えます。
逆V字ハングを越えました。
Mr.Mが登り、うりうが続く。


エイドといってもちょっとしたコツが必要なので、Mr.Mは少々悪戦苦闘。
エイドとステミングで登れます。


下を見ると・・・
高さ40mで足ブラの宙吊り。


ディズニーランドにもこんな楽しいアトラクションはありません。
ハングを越えてゴールです。
三ツ峠の逆V字ハングからの景色です。
懸垂下降で下ります。
三ツ峠の逆V字ハングからの懸垂下降。


上からと下から撮りました。
うりうの空中懸垂下降。



45m一気に下り、取り付きまで下りました。



(Photo by Mr.M)
昼ごはんを食べるが・・・

本日も多くの人。

恐らく講習会でしょう。
中央カンテでロープが引っかかった?

とにかく懸垂下降はロープが回収できないと大変なので慎重に。
午後からは右フェースへ移動。



観音ルート右(V-級)をうりうリード。



最初の核心の下部は難なく通過。



(Photo by Mr.M)
ここから核心部です。



ステミングで登ります。



(Photo by Mr.M)
手足がないため、強引にマントリングをするが・・・



ギアラックのカムが岩角に引っかかり、マントリングできなくなる。



(Photo by Mr.M)



そして・・・



痛恨のフォール。(二度目の「痛恨の・・・」)



残置ハーケンに助けられました。



結局、A0で抜ける。

カムが無ければマントリングできたが、もっと楽な登り方はないのかな?

(Photo by Mr.M)
終了点に到着。



絶対登れると思ったルートがフォールなのはショックです。
次は、さあてこれから(5.8)をトップロープで登る。



最初はMさん。



軽快に登れました。
次にうりうが登るが、最初の核心部は突破できたが、最後の核心部はテンション。



登り方が悪いと思うが、5.10bぐらいはあると思う。



いつか絶対レッドポイントします。
キーホール(5.10b)にトップロープを張ろうとするが・・・



ロープが全く動かず、登るのはあきらめる。
リーダーピッチ(IV+級)をうりうがリードで登ってカラビナを回収することに。



登ってみたが、やっぱりIII+級程度でした。
(カムで登るのを忘れた)



昔は「リーダーしかリードできない」というほど難しいことから、この名前が付いたようだが、本当でしょうか?
フォローでMr.M。
あっ、スニーカーで登っている。

・・・ぐらい簡単です。
(良い子はマネしないで下さい)
懸垂支点が占領されている。今日は本当に混んでいる。

なので移動。
第一バンドを横へ移動し、空いている懸垂支点まで約30m。



写真にスニーカーで岩場を登って歩いている男がいます。
(良い子はマネしないで下さい)
懸垂下降して本日は終わり。
帰る途中で・・・



あれって、亀ルートの八寸バンドの所だけど、もしかしてフォールした?
帰る時に撮った屏風岩。



本当に人が多かった。

この日の結果
<中央カンテ>
1ピッチ目(III級?):フォロー
2ピッチ目(III級):フォロー
3ピッチ目(IV+級):NPでリード
4ピッチ目(IV級):フォロー
<逆V字ハング>
1ピッチ目(A1):フォロー
2ピッチ目(A1/IV級):フォロー
3ピッチ目(A1):フォロー
観音ルート右(V-級):リードでフォール
さあてこれから(5.8):トップロープでテンション
リーダーピッチ(IV+級):リード

今回登山で学んだこと
・ナチュプロは楽しい。

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