2013.6.9 〜二子山上級者コース〜
息子が本チャンデビュー!
ルート図
|
標高差:200m
累積標高差:300m
平面距離(全行程):1.7km
駐車場・登山口:埼玉県秩父郡小鹿野町の登山口近くの林道の路肩か駐車スペース(無料)
標準コースタイム:-
標準コースタイム合計:-
登山時間:駐車場-山頂-ロープウェー乗り場。3:31、息子と
登山行程
0804登山口-0809股峠-0833上級者コース-0951/1014西岳山頂-1105股峠-1117弓状エリア-1135登山口
|
なぜこの山?
当初は家族で長野県の湯の丸山であったが、妻が体調不良のため息子だけとなる。であれば、比較的近場で面白い所へ行きましょう。
<過去の二子山の山行>
7回目(2013.4.13)
:祠、ラッキーキャット5.11b、など
6回目(2013.4.6)
:祠、ウォームアップ5.11a、ラッキーキャット5.11b×
5回目(2013.3.30)
:祠、ウォームアップ5.11a×、など
4回目(2012.11.24)
:祠、シリアル5.10d、アルケオロジー5.10b、話がピーマン5.10a
3回目(2012.4.29)
:他、二子山中央稜(1ピッチ目III級NP、3ピッチ目V級NP、5ピッチ目IV級NP、など)
2回目(2011.12.23)
:弓、高くのぼれ5.10b、ビッグモモ5.11c×、悪魔のエチュード5.10a×、徒然草5.10c×
1回目(2009.4.4)
:他、二子山中央稜(6〜7P, V級)
登山口までの移動・登山記録
|
埼玉県小鹿野町の二子山近くにやってきました。
息子に「あれが二子山(西岳)だ」というと、すごい嫌そうにしていた。
|
|
登山口直前で西岳を撮影。
正面の崖のやや右を登るのが「上級者コース」です。
|
なお、当初は、上級者コースでも、一般コースでも、東岳でも、西岳でも、どうでもよく、息子が行けそうな所としていました。
|
さて、準備です。
もちろん、自分一人だけなら手ぶらで登山ですが、息子には怪我をさせる訳にいかないので、御覧の簡易チェストハーネスとシットハーネスを装着させました。
|
|
うりうは重装備です。(ハイキングにしては)
20mロープ、ハーネス、カラビナ等、自分の確保ではなく、息子の確保の為の用意です。
今回は、コンテ・スタカット併用で登ります。
|
|
さて、登ります。
|
|
すぐに股峠に到着。
|
|
息子にどうするか聞いてみると、「上級者コース」に行ってみたいと言う。
そうこなくっちゃね。
|
|
それでは、西岳を直登する上級者コースへ。
うりうは、上級者コースを中央稜から下降した経験がありますが、記憶があいまいです。
|
|
直登すると、御覧の分岐。
さらに上に登る。
|
|
さらに上に登ると、御覧の岩稜(II〜III級程度)の岩登りが始まります。
息子には御覧のルート取りで登らせます。
|
|
大人にとってはII級程度でも、子供にとってはIII級以上です。
うりうが3mぐらい登ったところでセルフビレイをとり・・・
|
|
息子にはそこから右にトラバースさせました。
安全な場所に着いたところで、うりうがトラバース。(これが1ピッチ目)
|
|
2ピッチ目は、御覧の感じ。(実際は結構立ってますよ)
大人にとってはII級、子供にとってはIII級。
|
|
「ちょっとヤバイ感じだけど、どうする?」と聞いてみると・・・
「がんばって上まで登る」と言う。
たくましくなったね。
息子は「セルフビレー」という概念がないので、絶対に安全なテラスでしかピッチが切れない。
|
|
3ピッチ目は、大人にとってもIII級程度、子供にとってはそれ以上の核心ピッチ。
ここはさすがにテンションを掛け、引き上げた。
昔は鎖があったのはよくわかる。
|
|
4ピッチ目は、御覧の感じ。(結構立っている)
大人にとってはII級、子供にとってはIII級。
なお、元鎖があったボルトは、ネジがしてあって、使えなかった。
なので、セルフビレイは、木か岩角か「なし」。
|
|
5ピッチ目は、御覧の感じ。(4ピッチ目もこんな感じ)
大人にとってはII級、子供にとってはIII級でも、結構立っているでしょ。
3ピッチ目はこれより難しかったですよ。(でも、3ピッチ目はあってもIII級)
|
|
息子が登る。
楽しんでいる感じ。
|
|
この狭いテラスで、息子が「頭がかい〜」とヘルメットをとると・・・
|
|
コロコロ・・・と、崖下にヘルメットを救出不能な場所に落としてしまった。
5年間連れ添った「相棒」だけに非常に残念。
|
|
6ピッチ目は、大人にとってはII級、子供にとってはIII級。
核心部を越える息子。
|
|
7ピッチ目は、大人にとってはI〜II級、子供にとってもII級。
でも、一ヶ所ヤバイところがあるので確保。
|
|
8ピッチ目は、大人にとってはI〜II級、子供にとってもII級。
でも、確保した。
|
|
8ピッチ目は、最後のスタカット。
|
|
後はコンテで山頂を目指す。
|
|
向かいの東岳を撮る。
|
|
西岳山頂が見えてきました。
ここは中央稜の終了点付近でもあります。
|
|
はいポーズ。
息子は着いたつもりでいるが、ここからも危険よ。
|
|
コンテシステムは大変機能した。
ヤバイところはすぐに確保できるので。
|
|
鎖場を通り抜け、ピース。
|
|
中央稜上部。
|
|
中央稜下部。
|
|
向かいに見える両神山。
|
|
西岳山頂に到着。
コンテ・スタカットを利用しなければ、9歳の子供とは来れない場所ですね。
|
|
西岳の続きの稜線は、行かず。
|
|
少々休憩後、一般ルートで帰る。
|
|
鎖場では、スタカットとした。
|
|
一般ルートの下降も、9歳の子供にはロープが要るね。
「安全登山」には、ちゃんとしたロープワークも必要です。(特に自分の子供なのでね)
子連れ登山の方には、ハーネスの作り方、コンテ・スタカットのやり方などは、是非習得してもらいたい。
|
|
途中にクライミングエリアが見えた。
かなりムズそう。
|
|
股峠に到着。
ついでに弓状エリアも見学しますか。
|
|
弓状エリアに行くには道を間違え、どつぼった。
本日一番の核心?の下降。(ビレイオフしていたので)
|
|
弓状エリア。
6月では珍しく、まだ登れている。
|
|
登山口に到着。
息子にとっては大興奮の「本チャンデビュー」となりました。
|
この日の結果
<二子山上級者コース>
コンテ・スタカット併用で登る
今回登山で学んだこと
・とりあえず子供にはこれぐらいまで。
・ロープワークは重要。
左にメニューが表示されない場合は
こちらをクリック
|