2013.9.23 〜瑞牆山・調和の幻想〜
調和の幻想(5P, 5.10a)を登る
調和の幻想
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場所
山梨県北杜市須玉町、瑞牆山の岩場、十一面岩左岩稜末端壁エリア
駐車場・登山口
山梨県北杜市須玉町植樹祭広場(無料)
参考資料
今回のグレードは「日本100岩場」を参考にしました。
登山行程
0756植樹祭広場-0846取り付き-0912/1636クライミング-1731植樹祭広場
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なぜこの山?
日帰り登山者にとって、三連休はいつもビレイヤー核心。今週もこりゃダメかなと思っていたところ、ファンクライムのNさんから「パートナー募集」という話が挙がる。しかも、行ってみたい「調和の幻想」という話。という訳で、早速その話に飛びつきました。今回はNさんの他、CさんとFさんと登ります。
ただ、抜歯後の後遺症(抜歯時ショック状態になった)の体調不良が気がかりであったが・・・
<過去の瑞牆山の山行>
4回目(2012.7.28):ワニワニワニ5.11b、トータルリコール5.10b、ネコの手5.10a
3回目(2011.7.3):レーザーズエッジ10c/d×、トラバンド5.9×、トータルリコール5.10b×
2回目(2011.4.30):ネコの手5.10a×
2回目(2011.4.29):おしん5.8NP、天道虫5.7NP、寒々ルート(3P, 5.7NP)
1回目(2009.10.4):大ヤスリ岩ハイピークルート(4P, 5.9/A1)オールリード
登山口までの移動・登山記録
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前日夜、Nさんらは、塩川ダムにいるというので、うりう一人で合流し、早速宴会。(これが体調をより悪くする要因)
男性(うりうとFさん、奇数ピッチ担当)と女性(NさんとCさん、偶数ピッチ担当)で調和の幻想の組み分け抽選会を行い、うりうはCさんと組むことになった。しかも、うりうがトップバッター。
(写真は当日朝に撮影)
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当日は植樹祭広場へ移動、ここから十一面岩末端壁へ向かいます。
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左の岩峰が十一面岩です。
体調悪いので、ちょっと遠いな〜。
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最初はウッドチップの道を歩く。
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これは「キオスク」。
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この右の踏み跡に入っていきます。
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これが「三角のボルダースラブ」でなかったようだ。
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これがそうかな?
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1時間弱登り続けると、フィックスロープがあり・・・
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十一面岩末端壁の調和の幻想取り付きに到着。
用意をして、うりうがトップバッターで「1P目5.9NP」を登りますが、非常に気分が悪い。でも登る。
登った感じとしては、普通のステミングで登れる。中間部付近を過ぎた当たりで・・・
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不意落ち!
なんで、落ちたのかさっぱりわからない。
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落ちた人間が言うのものなんですが、ステミングとハンドジャムで登れる普通の5.9です。
使ったカムは、4キャメ以下を1セット。
今日は、ダメな日ね。
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「2P目5.8NP」はCさんリード。
出だしが核心。
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うりうがフォローで登るが、3m程のところでフィンガークラックになるが、そこが濡れていた。
でも、濡れて甘いフィンガーでも登れます。
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途中で撮影。
ここら辺はステミングで適当に登り、左のテラスへ。
4キャメ以下1セット使用。
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「3P目5.9NP+B1」はうりうリード。(写真は少し登った所で下を撮る)
写真の木が2P目終了点。
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ここからが核心のようです。
うりうは、左に見えるクラックにプロテクションをとり、登っていきました。
上部真ん中にリングボルトがあり、そこにカラビナを掛ける時にプチA0(正直に書きます)。
そのリングボルト付近が核心であるが、無いなら、無いほうがよかった。
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はい、到着。
後続パーティーに聞くと、もっと簡単なルート取りがあったそうだ。
小さめのカムを5個ぐらい使った。
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「4P目(5.10aNP+B1)」はCさんリード。
最初は木登りでスリングを掛けて登った。
後続パーティーは、木を背にチムニー登りとのこと。
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木から離れ、リングボルトまでが「恐怖核心」。
リングボルトに掛けてからもちょっとランナウトで怖い。
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左のテラスに登りゴール。
フォローで登ってみましたが、5.10aは甘めで、5.8にしてもいい感じ。
ただ、「恐怖」だけは5.10aはあっていいと思う。
2キャメ以下、1セット使用。
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まあ、5.9で落ちたこともあり、約15mノープロテクションの「5P目5.8NP」は止めておきますわ。
後続パーティーを待ちます。
(写真は4P目付近の後続パーティー)
なお、5P目は、6キャメがあれば安全に登れます。
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小ヤスリ岩。
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下には植樹祭広場が見えます。
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唯一のカメラマンだったので、これが唯一のうりうの写真。
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5キャメを一個貸し、Fさんに「5P目5.8NP」を託します。
固唾を飲んで見守る。
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15m程登ったところで、5キャメ(微妙)をなんとかとり、現在のところで2キャメをとり、とりあえず一安心。
大変おみごとでした。
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Nさんにバックロープをひいてもらい、Cさんとうりうはフォロー。
フォローであれば超楽勝。レイバック調で登れます。
これが15m程登った最初の5キャメ。
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これが本当の核心のオフィズス。
うりうにとっては難しかった。
このピッチは6キャメ以下1セットで1キャメ以上でよい。
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パッとしないところが終了点でした。
ここから懸垂下降です。
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懸垂下降中に撮影。
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4ピッチ目終了点から二回目の懸垂。
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3ピッチ目終了点から別のテラスに下りる。
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そのテラスから最後の懸垂下降。
計四回。
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植樹祭広場には日没前に到着。
まあ、不完全燃焼と言えばそうだけど、無理はしない方がよい。
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帰りに「増富の湯(700円)」に入る。
ぬるい湯で長く入れるのでよい所です。
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この日の結果
<調和の幻想(5P, 5.10a)>
1P目(5.9NP):フォールした
2P目(5.8NP):フォロー
3P目(5.9NP+B1):クリップする時ちょっとA0
4P目(5.10aNP+B1):フォロー
5P目(5.8NP):フォロー
今回登山で学んだこと
・体調が悪かった。
・レベルにもよるが、6キャメ以下1セット以上が無難。
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