2013.9.29
〜錫杖岳前衛壁「注文の多い料理店」〜
ナチュラルプロテクション使用の好ルート

歩行ルート図
場所
岐阜県高山市

駐車場・登山口
槍見温泉近くの駐車場(無料)

登山行程
0531駐車場-0537登山口-0638錫杖沢への踏み跡-0727取り付き-0757/1340クライミング-1552駐車場

参考資料
「チャレンジアルパイン」を参考にしました。

累積標高差
1000m

平面距離
7.3km

なぜこの山?
以前よりI君と行こうと言っていた、オールナチュラルプロテクションルートの「注文の多い料理店」はこの日に決まりした。



<過去の錫杖岳の山行>
なし。





登山口までの移動・登山記録
前日の19時半頃に埼玉を出発し、23時半頃に槍見温泉近くの駐車場に到着し、すぐに仮眠。

5時半に出発します。
奥に見えているのは槍ヶ岳です。
御覧の登山口から笠ヶ岳方面へのクリヤ谷を登ります。
一回渡渉。
1時間程で御覧の錫杖岳前衛壁が見えてきます。

登る「注文の多い料理店」は、左に回りこんだ所になります。

(写真は帰りに撮影)
御覧の目印のところから、錫杖沢への踏み跡に入ります。
2〜3張りぐらい張れそうなテントサイトを通過して、錫杖沢を登ります。
踏み跡っぽいところをそのまま登ると・・・
前衛壁の御覧の場所に着いた。

聞いてみると、「二ルンゼ」とのことで、「注文」はもう少し左。
踏み跡を左にトラバースすると、北沢に入り、御覧の場所が見えてきた。

すでに、先行パーティーが登ってますね。

まあ、狭い世界なもので、先行パーティーの一人は思いっきり知人でした。
「注文の多い料理店」の紹介です。

御覧のルート取りで、途中はアンカー(終了点)以外は、ボルトやハーケンなどの残置プロテクションがない、ナチュラルプロテクション(NP)で登るルートです。(正確に言うと、ちょっとあったが全部無視した)

核心ピッチは3P目の5.9です。小川山・瑞牆山慣れしているクライマーにとっては簡単な部類ですが、あまりこれらの岩場に行っていない人にとっては難しい部類に入ります。

なお、全てのアンカーはハンガーボルトで頑丈です。
さて、うりうが奇数ピッチをやる予定になっていたので、「1P目IV級NP」はうりうリード。

まあ、もろいですが、慎重に登れば大丈夫です。

プロテクションは小さいカムを数個。
まあ、オンサイトですが、本チャン慣れしていないと怖いかも。

ここは、5人ぐらいは滞在できるテラスです。
「2P目V+級NP」はI君リード。

I君が終了点に着いたあと、渋滞で1時間以上も待った。orz

寒かった。
やっと、うりうが登り始める。

写真は左上するクラックであるが、うりうはここにヒールフックを使って登った。(特に使わなくても登れる)
I君撮影のうりう。
左上した後は、右に戻り、終了点へ。

カムは大小数個。
はい、到着。

ここでも1時間以上待つ。
2P目終了点から下を撮る。
核心ピッチである「3P目5.9NP」はうりうリード。

ルーフに4キャメを噛ませて、ハングを乗っ越す。(ここが核心)

まあ、丁寧に足を固めていけば、そんなに難しくはない。

乗っ越した時にニーバーレストも使った。
ハングを越えた後は、V級ぐらいのクラックをレイバック調で登って、オンサイト。
(写真は終了点である「地蔵テラス(一人しか座れない)」に座って下を撮影)

楽しかったので、「たっのし〜い!」と叫んでしまった。

5,4,3,2,1キャメを1つづつ使用しました。
「4P目V+級NP」はI君リードであるが、終了点到着後、また1時間ぐらい待たされる。

写真は地蔵テラスから右にトラバースしたところから上を撮影。
一方、I君撮影がこれ。

一見難しそうに見えるが、フェース登りで登れます。

終了点間際の微妙なトラバースは、簡単だけど、怖い。

割れ目はたくさんあるので、お好きなカムを使用してください。
「5P目V+級NP」はうりうリード。

今までのテクニカルなものに比べるとブッシュっぽくていまいちな感じ。
核心部?を登って、下を撮る。
終了点に到着し、I君を迎える。

プロテクションはカム少々にスリング。
ここで「注文の多い料理店」は終了です。

後の岩稜もルートですよ。
反対方向は焼岳が見える。

なお、ここは「左方カンテルート」の6P目終了点でもあるので、左方カンテルートからのパーティーとも合わさって懸垂下降渋滞。
さらに左方カンテルートは上にも1ピッチ続いているが、ロープがひっかかりそうなのと、渋滞で時間もおしているので登るのはやめた。
同ルートを懸垂下降で下りるが、ハンガーボルトが打ってあるのが見えた。

こんなのがあっては、ナチュラルプロテクションルートの趣旨に反しませんか?

もちろん使いませんでした。
1回目の懸垂で4P目終了点に。
懸垂2回目。

結構、立ってるでしょ。
これが3P目のルーフ上のところ。

矢印は「地蔵テラス」。
懸垂3回目で、2P目終了点から取り付きに戻る。
ちょっと昼ごはんを食べてから下山です。
帰りは御覧のテープが着いていた踏み跡を下る。

まあ、往きとあんまり変わらないので、どちらを行ってもほぼ同じです。
帰りは、左足痛再発。

非常にスローな下山で、これが最大の核心でした。
帰りは、橋の下の無料温泉に入ります。
これがその温泉。

混浴で、女性は水着が要りますね。

本日の結果
1P目(IV級NP):オンサイト
2P目(V+級NP):フォロー
3P目(5.9NP):オンサイト
4P目(V+級NP):フォロー
5P目(V+級NP):オンサイト

今回登山で学んだこと
・カムは5キャメ1個と4キャメ以下2セットがおすすめ。

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