2013.2.17 〜秋川障子岩クライミング〜
初めての障子岩、ジョン・ガーバーを探せ!

障子岩南東面上段
場所
東京都檜原村

駐車場・登山口
路肩に駐車(登山口には駐車厳禁)

登山行程
0830頃/1430頃マラ岩エリア

参考資料
今回のグレードは日本100岩場を参考にしました。

なぜこの山?
最近は石灰岩を登っていないので、石灰岩へ行こうと当初は青梅市のカーネルロックへ行こうと考えたが、当日は青梅マラソンの為、こちらへ転進となった。初めての岩場です。(w/ shinoさん)

<過去の秋川障子岩の山行>
なし。

<用語解説>
アンカー:確保支点のこと。ここで、懸垂下降したり確保したりする。
エンクラ:エンジョイクライミングのこと。
オンサイト:初めてのルートで落ちずに登ること。ハーケンなどの支点に体重を掛けてもダメ。
カチ:指の第一関節ぐらいまでしかかからないホールド。
ガバ:「ガバっと持てる」ホールド。
カンテ:岩の飛び出た部分
コンテ:ロープは結び合っているが、確保せずに二人が登ること。
ジャム(ジャミング):割れ目に手や足を入れて、それを使って登る方法。
スタッカート:一人が確保しもう一人が登ること、普通の登攀はこの方法。
ステミング:足を両足につっぱり体を支える方法(ブリッジング)。
デッド:体を引き付け、その一瞬の無重カ状態を利用して、手を飛ばし、次のホールドをとる方法。
テンション:ロープにぶら下がる状態。
トポ:トポグラフィー。ルート図。
ヌン掛け:ヌンチャクを掛けること。
ハング:かぶった場所、前傾壁。
プアプロ:poor protectionのこと。落ちても耐えられない支点の状態。
フラッシュ:オンサイトと同じ一撃であるが、人の登りを見たり、登るための情報がある。
フリーソロ:安全確保の方法と一切採らず登ること。落ちたら死にます。
マントリング:両手でマントル(暖炉)に乗り上げるようなムーブ。
ランジ:飛びつくこと。
レッドポイント:一度も落ちずに登ること。(いくらでも練習可)
NP:ナチュラルプロテクションの略。カムやナッツなどを割れ目に入れてプロテクションとし、通常のボルトプロテクションより技術が難しい。





登山口までの移動・登山記録
秋川天王岩の更に奥地の檜原村の神戸(かのと)付近にやってきました。

駐車場は路肩ですが、登山口には停めてはならないことになっています。

写真は登山口。
道路を5分程度、登山道を10分程度登ると、障子岩が見えてきました。

初めての岩場でワクワクしますね。
この日は寒い日なので、日が当たっている南東面がよさそうなので、その下段(写真)に向かう。

取り付きまではフィックスロープを使い、取り付きもセルフビレイが必要なぐらい狭い。
もう一ヶ所からも登れる。
南東面下段を撮る。

コルネがあるところ(ジェラシー'95 5.10d)なんて面白そうだね。
まず、アップに適したルートは、この「ぺっぺっぺの羽田さん5.10a」ともう1パーティーの人が教えてくれた。なお、本日はこの1パーティー以外は、見学しにきて登らなかった2名だけという空き様。

ガバルートでアップに適しており、オンサイトです。
shinoさんも首尾よく「・・・羽田さん」は落としたので、上段の5.10cを探りに向かう。

ここも、下段と同じくフィックスロープとセルフビレイが必要。
これは登りどころ、という感じの「体型だけでイレブン5.10c」にすることに。

核心部がRCCボルトという困ったルートであるが、オンサイト。

核心部のホールドはあまいが、石灰岩らしいガバハングを堪能できるルートで楽しかった。
取り付きはちょっと狭いけど、日当たりは良好で暖かくて大変良い岩場です。

でも、14時頃になると日が当たらなくなりました。
さて、本日の課題はトポを見ていると、「ジョン・ガーバー5.11a」となるものがあったので、これにする。

「ジョンガーバー登ってみよう」と言ったところ、別のパーティーの方が「ジャンガーバーが見つかるかだよ」と言う。さて、ジョンガーバーとは何ものぞ?

ピンはたった3つという事実上のボルダリング課題です。

見たところ、リップ上のガバ(またはスローパー)を右上し、矢印付近に多分「ジョン・ガーバー(というガバ)」があるだろうな、と思って取り付いたところ、実際その通りであったが、ジョン・ガーバーが見当たらず(つまり、オンサイト便は×)。いろいろ探ったところ、ガバのようなところの奥にガバがあって、それを持ったら事実上終了であった。

午後の昼食後にそれをそのまま登って、2便目でレッドポイント。
昼ごはんのついでに岩場探索。

ここは南面。
これは登った南東面。

いい感じの岩場なのでまた来たいですね。

この日の結果
ぺっぺっぺの羽田さん5.10a:オンサイト
体型だけでイレブン5.10c:オンサイト
ジョン・ガーバー5.11a:2便レッドポイント

今回登山で学んだこと
・いい岩場です。

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