2010.8.1 〜黒部五郎岳(2839.6m)・薬師岳(2926m)〜
(その1:折立→黒部五郎岳→太郎平小屋)

折立→黒部五郎岳→薬師岳→折立を14時間23分で走破(コースタイム22:40、累積標高差3070m)

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ルートマップ
標高差:1576m
累積標高差:3070m
平面距離(全行程):36.7km

登山口:富山市折立
駐車場:上記に同じ(有峰林道1800円)

標準コースタイム(山と高原地図2010)
折立-(5:00)-太郎平小屋-(1:55)-北ノ俣岳-(2:50)-黒部五郎岳-(2:50)-北ノ俣岳-(1:25)-太郎平小屋-(3:10)-薬師岳-(2:20)-太郎平小屋-(3:10)-折立、(合計22:40)



登山時間: 折立-黒部五郎岳-薬師岳-折立。14:23(対標準コースタイム比:63.5%)、単独行

登山行程
1303埼玉自宅-1832/0015折立-0221太郎平小屋-0332北ノ俣岳-0550/0616黒部五郎岳-0806北ノ俣岳-0906/0916太郎平小屋-1051/1109薬師岳-1230/1233太郎平小屋-1438折立-2300頃埼玉自宅

なぜこの山?
そろそろスーパートレイルでもやりたいと思い、いろいろ場所の検討をした所、飛越トンネル⇔黒部五郎岳と赤石岳小渋川ルートという案が候補に挙がった。ただ、赤石岳は前日までの雷雨の為、渡渉が出来ない可能性があったので、黒部五郎岳が残った。

そこで黒部五郎岳の日帰りは飛越トンネルからのピストンであるが、標準コースタイム(山と高原地図2010)が合計15時間35分であり、ネットで調べてみるとかなり多く人が日帰りをしているので極めて普通な感じがした。そこで、折立から薬師岳と黒部五郎岳の二山攻略にすると、標準コースタイムが合計22時間40分と、遠くまで行く価値がある計画となった。

登山口である折立へ通じる有峰林道は、6時から20時までしかゲートが開いていない。では、前日の20時までに登山口に到着し、出発予定時間の0時まで車内で仮眠をすることにする。



登山口までの移動・登山記録
17:34、13:03に埼玉自宅を出発、入間IC→松本IC→旧神岡町と通り、すごい田舎を走っています。

いつになったら、登山口のある折立に着くのでしょうか?
17:42、山ノ村牧場を通過。
17:55、飛越トンネルを通過。

黒部五郎岳だけを登るのであれば、ここが登山口。
(でも、往復標準コースタイムで15:35です)
1800円払って有峰林道に入って、有峰湖の横を走っているが、霧で何も見えない。

走っている途中でツキノワグマと遭遇した。
(車なのでよかった)
有峰ダムを走る。
18:32、埼玉自宅から5時間29分で登山口の折立に到着。

今までの自宅からの「日帰り登山」の最遠となります。

※うりうによる日帰り登山の定義
登山口から登山口までが当日・・・「日帰り登山」
(今までの最遠:鷲羽岳・水晶岳
自宅出発から自宅到着までが当日・・・「真の日帰り登山」
(今までの最遠:白馬三山
ここが登山口。

奥にある建物は折立ヒュッテ。自販機もある。
駐車場横の無料キャンプエリア。

・・・といっても、有峰林道通行料1800円は取られてますが。





ビールを飲んで、車で仮眠。

特に目覚ましをかけずに、0時少し前に自然に目が覚めた。

空を見ると快晴なので、すぐに出発準備をする。





トイレを済ます。

紙があります。
0:15(折立出発から0:00)、折立(標高1350m)を出発する。

最初は急な登山道をもくもくと登る。
途中から傾斜がゆるやかになり、ごらんのような整備?された登山道をひたすらあるく。

左前には月明かりに浮かぶ薬師岳が見えている。
1:51(1:36)、五光岩ベンチを通過。

標準コースタイムは3:30(対標準コースタイム比:45.7%)
2:21(2:06)、太郎平小屋を通過。
標準コースタイムは5:00(対標準コースタイム比:42.0%)

最初は黒部五郎岳へ向かうことにする。
3:25(3:10)、飛越新道への分岐を通過。

標準コースタイムは6:40(対標準コースタイム比:47.5%)
3:32(3:17)、北ノ俣岳(標高2661.2m)を通過。

標準コースタイムは6:55(対標準コースタイム比:47.5%)
4:05(3:50)、赤木岳付近の岩場にてこずる。

露で滑りそう。
4:07(3:52)、北ノ俣岳から35分もかかり赤木岳(標高2622m)を通過。

標準コースタイムは7:25(対標準コースタイム比:52.1%)
4:28(4:13)、少し明るくなってきた。

北方面の薬師岳を撮影。
東方面の水晶岳・鷲羽岳を撮影。
4:35(4:20)、黒部五郎岳が浮かび上がってきた。
4:46(4:31)、今まで歩いてきた稜線(北西方面)を撮影。
なんとなく撮った写真。
(ピンボケ)



後は薬師岳。
4:56(4:41)、日の出前の水晶岳・鷲羽岳を撮影。
北方面。
今まで歩いてきた稜線(北西方面)を撮影。
黒部五郎岳。
5:11(4:56)、あと下って登れば山頂です。
北方面の薬師岳。
5:14(4:59)、御来光。
その左。
最後の登り。
南方面からガスが湧き出している。
ガスに追いつかれそう。
山頂付近に来たが、登山道を見失う。

岩稜を直上する。
五郎のカールを取り囲む稜線。
岩稜を適当に登り、山頂が見えてきた。
5:50(5:35)、折立から5時間35分で黒部五郎岳(標高2839.6m)をに到着。



標準コースタイムは9:45(対標準コースタイム比:57.3%)
記念写真。

山頂以外はほとんどガスです。
南方面。
南東方面。
東方面。
北方面。



ちなみに次に向かう薬師岳への直線距離は8.5kmです。
南方面。
五郎のカールの西側。
五郎のカールの中央。
五郎のカールの東側。
ガスが晴れないか待つついでに仮眠。

・・・であるが、ガスが悪化する。
分かりにくいが、ブロッケン現象。
6:16(6:01)、山頂に26分滞在し黒部五郎岳を出発。

完全にガスになってしまいました。

ポジティブに考えると偶然展望が見れたのはラッキー。
6:26(6:11)、五郎のカールへの分岐を通過。
ガスの中、太郎平小屋方面へ向かいます。
花。
花。
6:46(6:31)、適当に撮る。
花。
お花畑。
7:37(7:22)、赤木岳付近の岩稜。
右は雪渓。
8:06(7:51)、北ノ俣岳を通過。

標準コースタイムは12:35(対標準コースタイム比:62.4%)
8:11(7:56)、飛越新道への分岐を通過。

標準コースタイムは12:45(対標準コースタイム比:62.2%)
オーバーユーズ?で登山道が荒廃。
振り返り、北ノ俣岳付近を撮る。
8:40(8:25)、太郎山が見えてきた。



これから高層湿原が続く。
高層湿原。
太郎山への登り返し。
振り返り、北ノ俣岳方面。
花。
花。
花。
(向き考えて撮るように)
太郎平小屋が見えてきました。
9:06(8:51)、太郎平小屋に到着。

標準コースタイムは14:00(対標準コースタイム比:63.2%)





その2からは太郎平小屋で小休憩後、薬師岳にアタックです。





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今回登山で学んだこと
・そのまま折立に帰ってもいいかも?

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